卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

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どうも、マレーシア人ブロガーのシェンです。

先週の木曜日に、2年ぶりに「APU入門」という授業の「先輩の話を聞こう」というセッションの先輩ゲストとして招いていただきました。

APU の環境や「APU入門」に大いにお世話になったので、自分の最後の学期でAPUの後輩たちに何かメッセージを残しておきたいなーと思って、迷わず「はい」って受けました。:)

自分の今までの経験を時間をかけて整理し、最終的に二三十人の学生に対して、私はこの三つのことを伝えることにしました。個人的な経験に過ぎないことを承知しながら、この3つのことをぜひ、APUの学生に知って欲しいなと思って、この記事を書きました。

APU 生に伝えておきたい3つのこと:

① 自分の価値観を見つけろ
② 人を好きになれ
③ インプットからアウトプットへ

シェンは誰?

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

動画:インド英語 vs マレーシア英語 (Youtube で検索)

ここで書くことは自分に相応しいアドバイスかどうかを参考できるために、簡単に私の経歴を紹介しますね。

高校卒業後、

  • 1年間東京日本語学校
  • 1年半マレーシアで日系企業就職
  • 4年間 APU、そのうち1年間は京都立命館大学で交換留学。

今までやったことのある仕事内容は、

  • コンビニ店員
  • レストランホールとキッチン(複数)
  • 翻訳と通訳
  • 中国語・日本語教師
  • 日系企業(ラジオ半導体)購買部
  • ゴルフ場日本人市場開拓部
  • ツアーガイド、ツアー手配
  • テレビ番組出演
  • インターネット広告
  • APUでやった仕事は RA、SA、TA、全部のAです。 笑
  • Multicultural Week 参加歴13回

2012 年に安藤百福国際奨学金をいただきました。現在主な活動といえば、Naruhodo ブログShenlimTV Youtube チャンネル、ツアーガイドです。最近行った活動は、イギリステレビ番組出演(来年放送予定)、と ShenLimTV のマレーシア視聴者の日本旅行を案内したことです。

これからは異文化と言語の面白さを伝えることによって、世界に愛を広げるためにいろいろ取り組んでいこうと思っています。よろしくお願いします 🙂

 

卒業する前に APU 生に伝えておきたい3つのこと

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

① 自分の価値観を見つけろ

こんな動画を作ったことがあります。「あなたの価値観は何?」

人によって大学に通う意味と目的が違います。ある人はスキルアップのため、ある人は専門知識のため、ある人はコネ作りのため。私にとって、大学に通う一番の目的は、「自分の価値観を見つける」ことではないかと思います。

久しぶりに友人に会ってこう言われました。

「シェン君は変わったね。」
「何が変わった?」
「昔は何でも試してみる、やってみるという一つの芯がないように感じたんだけど、今は一つの芯があって、それに沿ってやることを選択しているんだなっていう感じ」

なるほど。友人が言った「一つの芯」は、もしかしたら「価値観」のことなのではないかと思います。昔の私なら、「何をやりたい?」とばかり聞いて、やることを探していました。

気がついたらいろんなことをやってた、けど何の一貫性もないことにも気づきます。

私はこう思います。本当は自分には「何をやりたいか?」を聞くのではなく、「どんな人になりたいか?」を聞くべきなんじゃないかと。

やりたいことをやっていたら、それができた時点で「やりたいことはやれたから満足」という気持ちになります。けど、「なりたい人」を想像して、その上で「やりたいこと」を決めたら、一つのことが終わっても、まだまだその「なりたい人」のためには「やるべきことが多い」から、止ることはなくなります。

 

人生の木

自分の部屋にこんな絵を貼りました。「人生の木」だと名付けてみましたw

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

根っこは「信仰」、
幹は「理念・価値観」、
枝は「選択・やること」、
葉っぱと花は「報酬」、
落ち葉は「報酬は落ちるという警告」

 

昔の私は、「枝」ばかりをやっていました。RAやって、TAやって、ウィーク活動参加して、映画を作りたい、ウェブサービスを立ち上げたい、大手企業に就職してお金を稼ぎたいと、やりたいことはバラバラでした。確かにやることによって自分は成長しますよ。けどそれらの経験をどう活かしたい?って聞かれたら、シーン。。。

そもそも大事な幹が育っていなかったから、将来に迷ってしまうことは当然です。

幸いなことに、私は幹を見つけることができました。それは「異文化と言語の面白さを伝えることによって、愛を世界に広げること」です。

それを見つけたきっかけは、Youtube動画です。動画を作っているうちに、段々と自分に適していること、適していないこと、好きなこと、嫌いなことなど、いろんな人からのフィードバックを通して、鏡みたいに自分を見つめることができました。(第三のこと、「インプットからアウトプットへ」が関係しています)

やっと分かったのです。私は「異文化と言語が大好きだ」ということ。

とりあえず幹をそれにしましょうと。幹ができたら、後は簡単になります。これからどんな仕事・活動に参加しても、まず自分に問います。

 

「私の異文化価値観に合っていますか?」

 

つながりそうになかったら、やらない。
つながったら、やる気が自然と出てきます!

皆さんにもぜひ、自分の価値観は何?と質問してみて下さい。そしてそれを言語化して、一つの文章にまとめてください。友達と話すとき、レポートを書くとき、部屋を飾るとき、どんなときもその文章を発信して下さい。言霊という言葉があるように、言語は私たちの考え方を影響し、そして私たちの行動をもたらします。その行動はその言葉を現実にしてくれるのです。

分からなくても、作ってみましょう。今から思えば、私は2年前に「映画監督になって、異文化の映画を作ってマレーシアの各民族を仲良くしてあげる」という価値観を作ってみました。それは私の夢なのかといえば、そうじゃなかった。ただ奨学金を申し込む為に作った夢でした。けど、結果的にその作った価値観がもたらした行動は、私のブログYoutube チャンネルです。

不思議でしょう。 😀

 

② 人を好きになれ

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

いつも例として使いますが、人が変わるきっかけは二つあると言われています:本を読むことと、出会い。

よく APU の良さは何ですかという質問を耳にします。日英授業だったり、休学1万円できることだったり、言語能力が上達できることだったり、いろいろありますね。

私にとって、APUの一番の魅力は、「出会い」です。

この出会いは普通の出会いではありません。この出会いは、世界80カ国の出会いです。

思い出してみて下さい。あなたにとって「人生はこの事件から変わった」というエピソードはあるでしょう。そこには必ず誰かの一言、或は誰かの行動に影響を受けて、自分も変わろうとしたでしょう。

 

私が変わったきっかけ

実際に、私が Youtube を立ち上げようと思ったのは、あるドイツ人の友人にこう言われたことがあるからです。

「シェン、お前は楽しい人だ。お前はエンターテイメント業界にチャレンジしてみてよ。きっと世界を笑顔にすることができる」

私がこのブログを立ち上げようと思ったのは、マレーシア人の同級生にこう言われたからです。

「シェン、日本に住めて羨ましいな!シェンブログを書いて私たちに日本での生活はどんなものかを教えてよ。私は一人目の読者になってあげる!」

私がツアーガイドになれたのも、私のYoutube を観てくれたあるマレーシア人のツアーガイドさんにこう言われたからです。

「シェン、あなたはツアーガイドになったらお客さんはきっと喜ぶと思うよ!なってみない?」

いつもいつも、何か新しいことが始まるとき、必ず誰かとの出会いからヒントをもらったのです。だから今の私がいるのです。この国際的な APU では、人生にもっとすごい変化が起きる可能性が高いです。

 

ある日本人の人生を変えた?

ある日本人の友人は2011年の春に、私のマレーシアのホームタウンに遊びに来てくれました。1年後、彼女はカナダに留学に行きました。1年後、彼女は「マレーシア華人社会」について卒業論文を書くことにしました。

右から二番目栄子という子w

右から二番目栄子という子w

えっ?なぜ?と驚いたら、「あのときマレーシアに遊びに行ったら、自分の英語の足りなさを痛感した。だから英語を話せるようになってもう一回マレーシアの皆と話したいと思ってカナダに留学決定!」って言っていました。

そして、「マレーシア旅行で多民族の社会のあり方にすごく興味を持って、それにシェンの友達は皆とても優しかったので、マレーシアについて研究したいと思った。」って言ってくれました。

さらに、「これからいつかマレーシアで自分のビジネスをしたい」とさえ言ってくれました。

うそだろう?2011年の1週間のマレーシア旅は、これほど彼女の人生に影響を与えていたのか?!とても感動しました。

想像してみて下さい。10年後彼女が本当にマレーシアでビジネスに成功したら、「何でマレーシアを選んだの?」ってインタビューされたとき、「シェンの家に遊びに来たからです」と彼女が答えたら、想像するだけで鳥肌が立ちます。涙が出ます。

小さな出会いは奇跡を起こせるんだと改めて感じました。

 

人に好奇心を

人を好きになるには、人に好奇心を持たなきゃいけないのです。APU では80カ国以上の学生がいます。つまり80個以上の常識基準が存在するということです。

あなたの常識基準で物事を考えるのは正しいといえますか?80人は80個違う考え方があるということです。ここでは、「常識がない」ということが、一番の魅力だと私は思います。

知れば知るほど、あなたに変わるチャンスが訪れてきます。まずは異文化と言語を知る事です。

私は今まで台湾人、日本人、インド人と動画を作ってきました。

日本人女性と恋愛話

 

台湾中国語 v.s マレーシア華語

 

インド英語 v.s マレーシア英語

 
マレーシア vs ドイツ vs メキシコ – 動物の鳴き声チャレンジ

動画を観てくれた人から応援のメッセージもいただいています。

「日本に行きたい!日本へ留学したい!」
「台湾とマレーシアはいい友達だね!」
「インドのヒングリッシュに興味を持ったよ、インド人友達欲しい」

これらの想いは好奇心です。私の台湾、インドと日本にに対する好奇心が、他の大勢の人の好奇心をもたらしました。彼らの中で、5年後、10年後、何年後か知らないが、一人でも本当に日本に来てくれたら、そこからまた何か新しい可能性が生まれるでしょう。

人に好奇心を持つことは、あなたの知らないところで新しいものが生まれるのです。

③ インプットからアウトプットへ

皆さんの心の中で「この方はすごい。尊重している」という人はいませんか?

周りを見てみてください。映画俳優、作家、起業家、教授たち、すごい先輩たち、すごい同級生など、いろんな「この人すごい」と思ったことのある人は見つかるでしょう。

彼らの共通点といえば、私から一つ言えるのは、「アウトプットしている人たちに違いない」ことです。

Pass It On

「ルーシー」という映画の中ですごく感銘を受けたセリフがあります。人類が生きる上でやってきたことは

” Pass it on.” (伝え継ぐこと)

って言ってました。

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

考えてみたら本当にそうだと思いませんか?この社会が毎日やっていることは、次の世代のための伝え継ぐ仕事です。つまり、次の世代のためにもっと良い世界を作ることです。

私たちがすごいと思う人たちも、きっと他人のために良いことをしているから私たちはすごいと思いましたよね。彼らはインプットだけではなく、アウトプットもしているんです。

高校教育まで私たちはなんとなく「授業を聞いて知識を身につけよう」という姿勢でインプットしてきました。勘違いしないでください。インプットはとても大事なことです。能力を高めていかないと良いアウトプットはできないからです。

ここで言いたいのは、多くの人は「アウトプット」を意識していないまま、大学の授業を受けて卒業することを目的にしているということです。

実は、大学生という段階では、充分この社会、或は他人のためにアウトプットすることができる時期です。ただ私たちはなんとなく「学生だから、羽ばたくのはまだじゃない?」と漠然と自信を無くしているだけです。

世界のすごい人たちを思い出しましょう。Apple、Facebook、Microsoft、多くの起業家は皆大学時代からアウトプットに挑みました。もっと探せば IT 界だけではなく、いろんなすごい人は自らアウトプットしようとしているから成功していると思います。

引き継ぎの文化

日本はとても良い文化があると思います。それは「引き継ぎ」の文化です。コンビニのアルバイトでも、RAの仕事でも、何でもそうです。日本人はちゃんと、次にこの仕事をこなす人のために、マニュアルを作っておくとか、メモしとくとか、引き継ぎの文化があります。

一言「アウトプットしろ」と言っても「どうしよう」と焦る必要はありません。なぜなら、経験を沢山積んで、次の新人に伝え継げば「アウトプット」になります。

もちろん、組織を立ち上げるとか、起業するとか、これらの行動もすごいアウトプットです。けど皆それができるわけではないでしょう。私みたいにこうやってブログを書いたり、Youtube 動画で自分の経験や知識を共有したり、コンビニの店員新人のためにマニュアルを書くことも、アウトプットの手段はいくらでもあるのです。

なので、焦る必要はありません。ただ「次の人のためにどうすればいいか」を考え続ければ、素晴らしいアウトプットになると思います。

今度すごい人たちを観察してみてください。きっと皆は「何かを伝え継ぐために頑張っている」一面が観察できると思います。 🙂

この三つのことはつながっている

卒業する前にAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生に伝えておきたい3つのこと

一見関係のない三つのことざーと書いたのですが、実はつながっています。

私は人が好きで、好奇心旺盛と言われています。いろんな友達を作ったり、異文化や言語についていろいろ知りたかったりします。そんな中で、「シェンの日本の生活ぶりを発信してください」という出会いをしたのです。

ブログを始めて、Youtube を始めて、アウトプットをしようとしました。アウトプットしているうちに、他人からフィードバックはもらえます。「いいぞ、もっと作れ」とか「いいや、それはだめでしょう」とか、フィードバックから自分に適していること、適していないことが分かってきます。

そして少しずつ自分の価値観が見えてきます。

価値観が明確になったら、もっと多くの価値観に沿ったインプットとアウトプットをし、もっと多くの仲間同士が集まってきます。「類は友を呼ぶ」といったところですね。

良い出会いから私はまたヒントをもらって、次のステップを打ちます。こんなサイクルを実感している毎日です。:D

なる好ど!

私は言葉と異文化が好きなので、こうやってアウトプットするのは自分に一番適していると思っています。この三つのことをぜひ APU 生、これから APU 生になる人、或は大学生に意識して欲しいと思います。

① 自分の価値観を見つけろ
② 人を好きになれ
③ インプットからアウトプットへ

本を読む事も私に大きなヒントをくれました。この三つのことを踏まえて私の人生を変えてくれた3冊の本をおすすめしたいです。それは:

① 「七つの習慣」 ー スティーブン・R・コヴィー
② 「金持ち父さん貧乏父さん」 ー ロバート・キヨサキ
③ 「僕たちはいつまでこんな働き方をするのか?」ー 木暮太一

ぜひ手に取って読んでみて下さい 🙂

A Chinese Malaysian, Blogger, Vlogger on YouTube, Tour Guide in Japan. He believes 1 day his videos can bring Japan and Malaysia together. マレーシア華人、ブロガー、YouTubeクリエイター、日本にいるツアーガイドです。いつか自分の動画は日本とマレーシアを繋げる架け橋になると信じています。 Read more ABOUT him.